脆弱性診断を受けた、報告書も届いた――それでも対策が進まない理由

脆弱性診断を実施し、報告書も受け取った。それなのに、何からどう直せばよいのか分からず、対策が止まってしまう。ラックへの取材から、診断を「受けて終わり」にせず、少人数でも継続的な運用につなげる方法を探る。

 脆弱(ぜいじゃく)性診断を実施し、ベンダーから数十ページの報告書も受け取った。ところが、情シスには通常業務があり、開発部門は次のリリースを控えている。緊急度が「高」とされた項目には目を通したものの、誰が、いつまでに、どう直すのかは決まらない。報告書は共有フォルダに置かれたままになった――。

 これは一例だが、脆弱性診断を実施して報告書を受け取っても、誰が、いつまでに、どう直すのかが決まらず、是正に進めないことがある。

 記事「『全てを守るのはムリ』 2026年版、脆弱性サービス選定の“現実解”」では、複数の専門家の回答を基に、サービス選定で共通して押さえるべきポイントを整理した。本連載では、その回答をさらに掘り下げ、各社が脆弱性対策をどう捉え、どのような機能や運用を重視しているのかを紹介する。

 第4回はラックの回答に焦点を当てる。同社は、脆弱性管理をセキュリティ運用の「土台」と位置付ける。診断結果を実際の是正につなげ、限られた人員で継続的に運用するには、どのようなサービスを選び、どこまで役割を決めておけばよいのか。

脆弱性診断を「受けて終わり」にせず、可視化、優先順位付け、是正、再確認を継続して回す(ラックの回答を基に編集部で作成)

脆弱性診断が「一度きりの出荷前テスト」になる理由

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各社に聞く、「脆弱性対策、結局どうすればいい?」

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