Microsoft Entra ID「CVSS 10.0」の重大脆弱性、発表から1週間 これまでの動き
Microsoftは、クラウド型ID・アクセス管理サービス「Microsoft Entra ID」に存在した重大な脆弱性を修正した。深刻度は最高レベルの「CVSS 10.0」だ。発表から1週間が過ぎた今、この脆弱性を巡る動きが注目されている。
Microsoftは、自社のセキュリティ研究者が発見した「Microsoft Entra ID」における重大なリモートコード実行(RCE)の脆弱(ぜいじゃく)性について、既に修正を完了したと先日に発表した。現時点で顧客側による追加の対応は必要ないとしている。
この脆弱性は「CVE-2026-69836」として追跡されており、信頼できないデータの逆シリアル化に起因する。深刻度はCVSSで10.0と評価されており、最高レベルに分類される。
Microsoft Entra ID「CVSS 10.0」の重大脆弱性、これまでのいきさつ
Microsoft Security Response Center(MSRC)によると、透明性を確保するために脆弱性の存在を公表したとしている。
この脆弱性を巡っては、セキュリティアドバイザリの公開当初、「悪用されている」とされていた点も注目される。その後、Microsoftはアドバイザリを更新し、現在は「悪用は確認されていない」としている。ただし、同社はこの記載を変更した理由について説明していない。
Microsoft Entra IDは、クラウドベースのID・アクセス管理サービスで、2023年のブランド変更に伴い、それまでの「Azure Active Directory」(Azure AD)から名称が変更された。
なお、Microsoftは今回の脆弱性について、悪用の有無に加え、悪用がいつ発生したのか、顧客に具体的にどのような影響が及んだのか、また、同社のセキュリティ研究者がどのような経緯で脆弱性を発見したのかといった詳細については明らかにしていない。
発表から数日が経過した現在も、Microsoftが公開している情報は限定的であり、今回の脆弱性に関する詳細な技術情報や影響範囲は明らかになっていない。
出典:Microsoft discloses maximum severity flaw in Entra ID(CIO Dive)
注1:CVE-2026-69836(The MITRE Corporation)
注2:Microsoft Entra ID Remote Code Execution Vulnerability(Microsoft Security Response)
注3:Microsoft Entra expands into Security Service Edge and Azure AD becomes Microsoft Entra ID(Microsoft)
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