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「サーバ」シェア(2010年度)シェア情報アーカイブ

2001年以降で最大のマイナス成長を記録した2009年に比べ、小幅なマイナス成長に落ち着いた2010年の「サーバ」市場。シェア情報を紹介する。

» 2011年04月19日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2010年の国内サーバ市場は前年比6.7%減の4487億円で、出荷台数は前年比6.4%増の55万台だった。2010年は縮小傾向を示したものの、2001年以降で最大のマイナス成長を記録した2009年に比べ、小幅なマイナス成長に落ち着いた。

 景気後退の影響が残ったが、x86サーバが3年ぶりのプラス成長で回復基調を示した。携帯電話やスマートフォンの普及に伴いインターネットビジネスのサーバ投資が際立っていて、特に情報サービス業向けにx86サーバの出荷が好調であった。

 2010年の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、富士通が24.5%で4年連続で1位を獲得した。メインフレームは多数の大型案件があった前年の反動からマイナス成長だったが、2010年も金融業向けに複数の大型案件があり小幅な落ち込みにとどまった。また、x86サーバでは同社で2000年以降最高となる出荷台数シェア20.3%を獲得した。

 2位は19.7%のIBM。x86サーバとRISCサーバの出荷金額で2桁のプラス成長を達成した他、メインフレームは金融業を中心に多数の大型案件があった。3位は、NECで16.7%であった。x86サーバは前年並みの結果であったものの、他の製品分野が振るわなかった。

「国内サーバ」シェア(2010年度) (出典:IDC Japan)

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