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「サーバ」シェア(2012年第4四半期)シェア情報アーカイブ

2012年第二四半期の出荷額は1044億円となった「サーバ」市場。メインフレームは金融業向けの出荷構成比が増加した。シェア情報を紹介する。

» 2013年04月09日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2012年第4四半期(10〜12月)の国内サーバ出荷額は1044億円で、前年同期比1.3%増だった。製品別では、メインフレームが前年同期比で2桁のプラス成長で、x86サーバは、出荷額で前年同期から小幅に増加、出荷台数でマイナス成長であった。内蔵メモリや内蔵HDDの増加によりx86サーバの平均単価が上昇し、出荷額は増加したものの出荷台数は減少する結果となった。IA64サーバとRISCサーバは2桁のマイナス成長であった。

 市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、1位のベンダーが21.6%で4四半期連続首位を獲得した。メインフレームで金融業向けに大型案件があり、x86サーバはヘルスケアや官公庁向けにまとまった出荷があった。2位のベンダーは21.0%、3位は18.1%で、前四半期から2位と3位が入れ替わった。上位5社で、前年同期から出荷金額を増やしたのは、1、3、4位の3社だった。

 高い信頼性が評価され、金融業向けのメインフレーム出荷構成比は年々増加する傾向を示す。一方、2009年の世界的金融危機を契機に、国内のx86サーバの稼働台数は減少に転じた。今後クラウドの採用が広がることでサーバ集約傾向が強くなるとみられる。

「サーバ」シェア(2012年第4四半期) (出典:IDC Japan)

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