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ワークフローツールの利用状況(2014年)IT担当者300人に聞きました(1/5 ページ)

ツールの導入状況や導入目的、満足度など、323人を対象にアンケート調査を実施した。ワークフローツールの利用率は、中小企業と大企業の間に大きな乖離(かいり)がある。

» 2014年04月22日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 キーマンズネットでは、2014年2月12日〜2月27日にかけて「ワークフローツールに関するアンケート」を実施した(有効回答数323件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の46.1%、一般部門が53.9%という構成比だった。

 今回聞いたのは、ワークフローツールの導入状況や導入目的、満足度など、企業でのワークフローツール利用状況を把握するための質問だ。その結果、中小企業と大企業の間でツール利用率に大きな隔たりがあることや、ワークフローツール導入時に重視しているポイントなども明らかになった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承頂きたい。

中小企業では半数以上が「必要性を感じない」と回答

 まず、全体に対しワークフローツールの利用状況を尋ねた。その結果、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が40.9%、「既に導入済みである(追加・リプレースあり)」が5.3%、「新規で導入を検討している」が4.3%、「必要性を感じるが導入は検討しない」が18.6%、「必要性を感じない」が31.0%となった(図1)。

 これを従業員規模別に見てみると、100人以下の中小企業では導入済みが20.9%にとどまっているのに対して1001人以上の大企業では54.8%が既に導入済みとなっていた。また「必要性を感じない」と回答した割合が中小企業では56.7%と半数以上を占めており、ワークフローツールが従業員数の少ない企業ではあまり必要とされていない現状が見て取れる結果となった。

導入状況 図1 導入状況
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