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「レーザープリンタ」シェア(2017年第1四半期)シェア情報アーカイブ

前年同期と出荷台数がほぼ同数のレーザープリンタ市場。シェア情報を紹介する。

» 2017年09月26日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2017年第1四半期(1〜3月)のレーザー方式のプリンタとMFP(複合機)の国内出荷台数は、前年同期とほぼ同数の44万台であった。そのうちカラーレーザーMFPが前年同期比0.7%増の15万5000台、モノクロレーザーMFPは同比15.2%減の5万8000台、カラーレーザープリンタは同比4.5%増の6万9000台、モノクロレーザープリンタは同比4.1%増の15万8000台であった。

 モノクロレーザープリンタでは、大規模小売業の店舗による大型案件により前年同期比で増加したものの、カラー化に伴ってモノクロ機器の出荷は減少傾向にあると考えられている。

 ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが23.4%、2位が22.1%で、3位が14.8%と、上位3社で市場の60%以上のシェアが占められている。

 モバイルやクラウドの普及、セキュリティ要求の高まり、社内文書のワークフローの見直しなどによって、印刷自体も徐々に減少傾向にある。今後、緩やかに縮小する市場の中で、ベンダーの大きな収益源である消耗品や保守提供の競争が激化すると予測されている。

 IDCでは、近い将来、ベンダーの再編など大きな変化が起きる可能性が十分あるとしている。ベンダーが生き残るためには、例えば中堅中小企業向けの文書セキュリティやワークフローのソリューションと連携するなど、新たな需要を喚起するような販売方法を模索する必要があると考えられている。

「レーザープリンタ」シェア(2017年第1四半期) (出典:IDC Japan)

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