次に、オンラインストレージを利用中と回答した人に「利用用途」を尋ねた(図2)。その結果、1位は「共有ディスクとして利用」で58.3%、2位は「ファイルの転送に利用」で43.1%、3位は「データのバックアップとして利用」で36.1%、4位は「データの管理に利用」で23.6%、5位は「リムーバブルメディアの代替として利用」で16.7%という結果となった。
増え続けるデータ容量に伴い、データ共有やファイル送受信といった用途での利用が目立つ傾向にある。また、BCP対策として、万一のときでもデータを復元するためのバックアップ要素としての需要も高い。
関連して、オンラインストレージを利用中と回答した人に「現在利用中のオンラインストレージの容量」について尋ねた。1位は「10GB以下」で49.3%、2位は「11GB〜100GB」で23.3%、3位は「101GB〜500GB」で13.7%、4位は「1TB以上(容量上限有)」で11.0%、同率5位は「501GB〜999GB」と「容量無制限」で5.5%という結果で、半数近くの企業では10GB以下の利用でとどまっていることが分かった。
特に100人以下の中小企業での導入が進む。個人間での共有ディスクとしての利用やファイル転送が中心になっていることから、データ使用量が10GBの範囲内におさまるケースが多いと推測される。
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