2021年9月13日、RPA BANK はキーマンズネットに移管いたしました。
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ソフトウエアで定型業務を代替するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用に取り組む企業において、担当者の多くは「OCR(光学文字認識)」との併用を念頭に置いている。2019年12月に開催された「RPA DIGITAL WORLD 2019 WINTER in TOKYO」の来場者に、検討中のソリューションを尋ねたアンケート(774人による複数回答)では「RPAの全社展開」「OCR」が、ほぼ拮抗していた(順に390件、363件)。
紙帳票などに記された情報をデジタルデータとして速く・正確に取り出せる仕組みが、RPAを含むデジタライゼーション全般の基礎となることは、もはや論を待たないところだ。ただ一方、人工知能の応用で高まった認識精度に期待が集まる「AI-OCR」の導入は19年下半期に伸び悩み、RPAを本格展開済みの企業に限っても採用率は「19%」にとどまっている(RPA BANK「第4回RPA利用実態アンケート調査レポート」)。
高い関心にもかかわらずAI-OCRの普及が足踏みしている背景にはいくつかの要因が考えられるが、その一端をハードウエアからのアプローチで打破する試みが、このほど動き出した。世界初となる「PC内蔵型ドキュメントスキャナ」の製品化を決定した台湾Avision(虹光精密工業股份有限公司)に、RPA BANKは現地で独占取材。担当者へのインタビューを全2回に分けてお届けする。初回となる本記事では、まず新製品の概要をお伝えしたい。
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