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MDMとは何が違う? 「MCM」が注目されるワケ(3/4 ページ)

» 2014年11月04日 10時00分 公開
[西山 毅レッドオウル]

MCM導入でエンドユーザーの満足度が向上する

 MCMの導入が一番うれしいのは、何といってもエンドユーザーだろう。モバイルデバイスの普及によって、外出先でのメール送受信やスケジュール確認ができる環境は整ってきたが、それに加えてモバイル環境でもコンテンツを作成、閲覧できることで、業務効率の大幅なアップに結び付けられる。

 例えば、営業担当者や建設現場など、外出先で何かを撮影し、すぐに関係者で共有しなければならない業種には、非常に需要が高い。

 また、MCMを導入すると、経営マネジメント層からのアクセスが非常に多くなる。その理由は、タブレット端末はPCよりも操作性が高いので、年配の役員も簡単に社内コンテンツにアクセスできるのだ。これによって社内資料の電子化が進み、ペーパーレス化が促進されるという効果が期待できる。

アクセスログ分析による業務プロセスの改善

 MCM製品の中には、あるコンテンツが、どのユーザーに、いつ、どこで、どのように見られたのかを測る機能を提供するものがある。これによって従業員がどんな活動をしているのか、さらには画面上のどの部分をタップしたのかまで把握できる。

 例えば、成績優秀な営業担当者の行動やコンテンツの利用方法をベストプラクティスとして抽出し、他のメンバーに共有することで、業務プロセスの改善に結び付けられるだろう。最終的には売上拡大にもつながる。MCMは、業務改革を実現するためのツールにもなり得るのだ。

図5 MCMの利用状況を分析することで業務改善につなげられる 図5 MCMの利用状況を分析することで業務改善につなげられる(出典:エージェンテック)

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