KeyConductors
“便利過ぎる”クラウド時代に不可欠なモバイル対策とは?(1/3 ページ)
企業におけるクラウドサービス利用が徐々に浸透している。だが、「セキュリティ」という視点で見ると、そのメリットは大きな欠点にもなり得る。どうすべきか。
2016年4月5日、企業向けモバイル管理(EMM)製品を提供する米モバイルアイアンのCEOが来日し、国内外の企業モバイルにおけるトレンドや日本でのビジネス戦略について語った。
いつでもどこでも情報漏えい? クラウドが「便利すぎる」時代
企業におけるクラウドサービス利用が徐々に浸透している。電子メールやドキュメント、スプレッドシートなどをクラウドで提供する「Office 365」「Google Apps」、ファイルの保存や送付が行えるファイル保管サービス「box」「Dropbox」、そして営業支援を行う「Salesforce」などは多くの企業で利用され始めており、これまでのオンプレミスでは難しかったさまざまな利点を提供する。
その1つは「いつでも、どこでも仕事ができる」ということだ。データがクラウドにあるということは、外出先からわざわざ会社に戻らなくてもアクセスできる。さらにアクセスするためのデバイスはPCである必要はない。ほとんどのクラウドサービスは、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスからWebブラウザを使ってアクセスできるだけでなく、専用アプリも提供されている。
ところが「セキュリティ」という視点で見ると、これらメリットは大きな欠点にもなり得る。これまで多くの企業が「社内」と「社外」の間に大きな壁を作り、「問題のあるものは侵入させない」といったセキュリティ対策を実施してきたからだ。そもそも「外」で仕事をさせる仕組みができていないケースも多い。
上記のようなクラウドサービスを活用すると、重要な社内情報がクラウド上に保持される。もちろん、法人向けサービスにおいてはサービス提供者側もセキュリティの確保に注力しているが、極論すれば、そのような重要データが個々人のモバイルデバイスにダウンロードできるようになった時点で、ある意味「情報漏えい」が発生しているとも言えなくはない。社員がその小さなデバイスを24時間365日、肌身離さず管理しているだろうか、絶対になくさないと言いきれるだろうか。
さらに、クラウドサービスへのアクセス経路について「盗聴される可能性」の有無を検討すべきだろう。いつでもどこでも仕事ができるからといって公衆無線LANや、素性の分からないネットワークに接続することで、大事な情報が横から盗み見られてしまう可能性もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
7歳からのLinux愛好家が、なぜ今「Windows」に? OSの見方が変わった理由:896th Lap
-
2
Googleの自動化ツール「Workspace Studio」×Gemini、4つの業務効率化アイデア
-
3
そのIT資格、これからも評価されますか? 5年のデータで見る「廃れる資格」「化ける資格」
-
4
ゼロから分かる「Python in Excel」 プログラミング未経験の筆者がデータ分析してみた
-
5
ChatGPT「Pro」プランで新規加入を一時停止 GPT-6 Astraの「前例のない」需要で
-
6
「Copilot、Word文書まとめて」で社内全滅? 勝手に増殖するAIウイルスで大騒ぎ:895th Lap
-
7
「Gemini 3.8 Flash」の狙いは“賢さ”ではない? 発表から見えた3つのポイント
-
8
AIを入れても会社の仕事は変わらない AIに仕事を任せられない「根本原因」
-
9
M365 Copilotを配っても「使われない」 でもAI活用が進んだ福島県庁の"逆張り"戦略
-
10
その見積書、ChatGPTに入れて大丈夫? 現場で迷わない「OK/NG」の線引き
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー