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「スマートフォン」シェア(2015年第4四半期)シェア情報アーカイブ

2015年第4四半期は、前年同期比13.7%減。2015年通年は、前年比3.6%増だった同市場。シェア情報を紹介する。

» 2016年05月10日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2015年第4四半期(10〜12月)の国内スマートフォン出荷台数は前年同期比13.7%減の852万台、2015年通年では前年比3.6%増の2749万台となった。第4四半期のマイナス成長はトップベンダー製品の落ち込みの影響で、通年のプラス成長は従来型携帯電話からの移行が進んだためとされている。

 ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、第4四半期1位のベンダーは53.3%、2位は16.4%、3位が9.5%と続き、4位は7.3%、5位は5.0%であった。通年では、1位のベンダーが前年から6.3ポイント落としつつ52.4%とトップシェアを維持。2位は14.4%、3位は9.6%、4位が7.1%、5位が6.2%。前年4位のベンダーが6位に後退している。

 大手通信事業者の2015年度第3四半期決算は各社とも増収/増益。この要因として、契約者向け動画などのコンテンツサービスが伸び、利用単価が上昇していること、2015年2月に始まった“携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース”を見越して、販売経費の削減をおこなった効果が出てきたことも背景にあると分析されている。

 今後は、タスクフォースの答申に基づく総務省要請により実質0円販売を廃止することで、通信事業者は過度の買い替えを追う必要がなくなり、端末販売や価格設定に関する主導権は携帯電話機ベンダーから通信事業者に移っていくであろうとしている。

「スマートフォン」シェア(2015年第4四半期) (出典:IDC Japan)

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