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SFAと連携させると効果が最大化する便利な3つのツールそこが知りたい!SFA

営業プロセスを可視化、標準化することで無駄を省き、効率アップが実現できるSFA。今回はSFAと連携させて効果を最大限に引き出すツール3つを紹介しよう。

» 2016年08月12日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 SFA(営業支援)システムは、営業担当者の勘や経験に頼ってきたこれまでの営業スタイルを大きく変えるものです。営業プロセスを可視化、標準化することで無駄を省き、効率アップが実現できるとして、その需要は徐々に拡大しています。

 同時に、多様化する企業のニーズに対応するために、他のシステムとの連携も進められてきました。今回はその中でも特にSFAと連携させることによって、効果を最大限に引き出すツールを3つ紹介します。

名刺管理システム

 営業担当者を含む従業員全員が接触した社外の人たちの名刺情報を、一元的に管理できるのが名刺管理ツールです。SFAと連携させることによって、顧客の組織図や人脈マップが可視化されます。社内の誰が、どの顧客と接触しているのかなどの情報が管理、共有できるので、営業活動に行き詰まったときに「突破口」を見つける手掛かりとなる可能性があります。

 営業担当者が「案件につながらない」と判断した相手でも、名刺情報として管理しSFAと同期しておくと、のちに別の案件と接点があったり、他の営業担当者の新たな案件につながったりする場合もあるでしょう。

 またスキャン機能があれば名刺を簡単にデータ化できるため、営業担当者の入力負担を軽減し、よりSFA活用のための運用がラクになるでしょう。

マーケティングオートメーション(MA)ツール

 「マーケティングオートメーション(MA)」とは、新規顧客の開拓を目的とした、デジタルマーケティングの一部のプロセスを自動化するシステムです。マーケティングオートメーションでは、展示会への出展やセミナーの開催、Webサイトへの登録、名刺交換などから見込み客のデータを集め、実際に営業担当者がアプローチをかける前に、各見込み客に適した情報を含むメールを配信したり、キャンペーンの案内を送ったりします。

 マーケティングオートメーションをSFAと連携させることにより、営業担当者が入力したデータをマーケティングに直接活用することができます。その結果、データがきちんと入力されればされるほど「営業案件」へと生まれ変わる確率が高くなるため、営業担当者はデータ入力を行うメリットが実感できるようになります。

地図情報ツール

 地図情報ツールをSFAと連携させることによって、SFAに蓄積された顧客情報や商談の履歴などが、地図上に表示できるようになります。これにより、例えば訪問プランを立てる場合でも、ある訪問先顧客の最寄りの顧客情報を抽出することで、効率的なルートで営業訪問することが可能となります。

 また地域ごとの特性、例えばある地域での売り上げの合計や、営業実績があまり上がっていないエリアが、ひと目で分かるようになります。

 このように他のシステムとうまく連携すれば、SFAの利便性はさらに向上します。ただしSFA初心者の場合は最初から幾つも導入せず、一番必要なものから追加していくべきでしょう。

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