次に、デスクトップ仮想化を導入済みとした回答者に「デスクトップ仮想化の導入目的(複数回答)」を聞いた。
全体では「セキュリティの強化(68.6%)」「内部統制(34.3%)」「事業継続性向上のため(在宅勤務など)(29.4%)」「ソフトウェア導入のコスト削減(ソフトウェアライセンスなど)(29.4%)」「管理工数の削減(25.5%)」「生産性向上のため(ワークスタイルの多様化など)(24.5%)」「サポート切れのOSやWebブラウザの延命措置(23.5%)」の順(1〜7位)となった(図2)。
この結果を2014年調査と比較してみると「セキュリティの強化」が1位であることには変わりないものの、その割合は53.2%から68.6%と増加していることが分かる。
また、「ソフトウェアに関わるコスト削減」が微減(2位:32.3%→4位:29.4%)する一方で、「管理工数の削減」は増えている(7位:14.5%→3位:29.4%)。「内部統制」(4位:25.8%→2位:34.3%)や「事業継続性向上のため(在宅勤務など)」(5位:24.2%→3位:29.4%)も順位が上がった。
全体的な流れとして、デスクトップ仮想化の導入目的が、モノに関するコスト削減から人件費の削減へシフトしていること、「セキュリティ」「内部統制」「事業継続性」「生産性」など目的がより多様化していることが分かる。
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