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社内SNS 8製品のコストを比較、導入から運用にかかるコストとはそこが知りたい!社内SNS

社内SNSを導入しようともプランが数パターンあり、容量も多くて選ぶのが大変だ。主要8サービスの基本料金とそれに応じた容量制限などをまとめた。

» 2016年11月29日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

  SNSというと、FacebookやTwitter、Instagramなどいずれも無料のものをイメージされるのではないでしょうか。実際、社内SNSにも基本的な機能であれば、無料で利用できるものがいくつもあります。

 管理機能やセキュリティ機能など高度な機能を備えたものでも、クラウド型であれば導入コストは安価あるいは無料で、ユーザー数や使用期間によって課金するため、導入のハードルは非常に低いといってよいでしょう。

 今回は社内SNSを導入する場合、実際にどのくらいのコストがかかるのかを、具体的に見ていきたいと思います。

ベンダーやプランによって料金はさまざま

 まずは表1をご覧ください。これは現在日本で提供されている、主要な社内SNSの基本的な料金を簡単にまとめたものです(2016年8月現在)。ベンダーによってプランの内容や料金に違いがあることが分かります。

社内SNSと基本料金の一覧 表1 社内SNSと基本料金の一覧

 例えば「SKIP」の場合、ソフトウェアを企業側のサーバに導入する社内構築型と、インターネット経由で必要な機能のみを提供するSaaS型とがあり、当然ながら料金体系は異なります。社内構築型の方が、初期費用は高くなります。

 Microsoftの「Yammer」は、Basic版は無料で利用できますが、Enterprise版は有償です。また同バージョンは単独ではなく、Office 365 EIまたはSharePoint Online P1〜P2の契約の一部として提供されます。

 またSalesforceの「Chatter」は、同社の主軸製品であるCRM(顧客関係管理)などのユーザー企業であれば、無料で利用することができます。Chatter単独でも有料で利用可能ですが、どちらかというとSalesforceのCRMと組み合わせて利用することで、相乗効果を狙った製品と位置付けていいでしょう。

 「Talknote」「ChatWork」「WowTalk」「airy」などの基本プランは、ユーザー1人当たりの月額料金を定め、ユーザー数によって課金する仕組みとなっています。ただしこれらは月額料金のプランによって、1ユーザーが利用可能なストレージ容量や一度にアップロード可能なファイル容量に制限があるのが一般的です。

 社内SNS導入に当たっては、各社とも当然予算があるため、無料のものが魅力的に感じられるでしょう。もちろん無料の製品にも優れたものはありますが、コストだけではなく、それぞれの機能や連携できるその他の製品などもよく検討した上で、自社の目的に合ったSNSを選ぶようにしてください。

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