社内SNSを導入することで利用できる8つの機能とその効果を列挙する。社内SNS導入前にチェックしておきたい。
FacebookやTwitterといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及が進み、個人で利用する人も増えてきました。企業においてもメールや電話に代わる新しいコミュニケーションツールとして、社内SNSへの関心が高まっています。
社内SNSはメールや従来のグループウェアなどに比べ、格式張らずに気軽に情報発信できるのが特徴で、スピーディーかつ広範囲な情報共有が期待できます。今回は、全てではありませんが多くの社内SNSが提供する基本的な機能を幾つか取り上げたいと思います。
日記を書く感覚で情報を投稿する機能です。いわゆるタイムラインに時系列で表示され、テキストの他、画像や動画を投稿したり、ファイルを添付したりすることもできます。投稿者以外のユーザーは、投稿に対し「いいね」や「コメント」をつけることができます。
Twitterのように短いテキストを投稿する機能です。一言でもいいので、長文で投稿するブログよりもさらに気軽に投稿できます。写真や動画を投稿できる場合もあります。
部署やプロジェクトなど、組織や目的別にグループが作成できるグループ機能を活用すると、その参加メンバーに限定した情報共有が行えます。業務連絡やタスクの共有、プロジェクトの進捗(しんちょく)管理やスケジュール調整なども可能です。
製品によっては、取引先やパートナー企業などの社外ユーザーをメンバーに加え、社外との情報共有や資料共有、プロジェクトの進捗管理を行うことができる機能を備えたものもあります。
先のグループ機能はクローズドな中での情報共有を目的としていますが、掲示板機能は全社員での情報共有、つまり「お知らせ」を共有する目的で利用される機能です。通常は社員が社内SNSにログインしたときに最初に表示される画面など、目立つ位置に設置されます。
コミュニケーションツールとして利用するだけでなく、社内SNS上でやりとりされるさまざまな画像や文書、ファイルなどを管理、共有する機能を備えたものもあります。
使える機能をユーザー単位で細かく設定できるカスタマイズ設定、登録外の端末からのアクセス制限、使用頻度や内容をログとして確認できるログ閲覧、ユーザーの一括削除や追加などのユーザー登録、重要事項のお知らせや災害時に役立つ一斉配信など、一般向けのSNSにはない社内SNSならではの機能がこの管理機能になります。
プロフィール情報やグループ名、ブログタイトルはもちろん、ユーザー名やキーワードなどから、過去の投稿を検索することができます。
ビジネスチャットと重なる部分ですが、社内SNSにはチャット機能を備えたものが多くあります。無料通話機能を持つものもあります。
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