Office 365もG Suiteも、契約前にはプラン選択で頭を悩ませる必要がある。比較表を基にどのプランが自社に最適か徹底比較する。
前回までは、「Office 365」と「G Suite」の各種サービスや運用管理について紹介してきた。今回は「Office 365」と「G Suite」を導入する上で検討が必要な製品プランついてそれぞれを比較し、紹介する。
※本内容は、2017年11月8日時点の内容です。
Office 365は、組織のニーズに合わせたプランが幅広く用意されている。ただそれ故に、いざ導入しようとした際にどのプランが自社にとって最適なのかが分かりにくいという声をよく聞く。そこでまず、Office 365の製品プランについて紹介する。
Office 365の製品プランは大きく以下の3つに分かれる。
本稿では、法人向けプランであるビジネスプランとエンタープライズプランについて紹介していくが、この2つのプランは主に「利用ユーザー数」によって分けられる。300人以下の場合はビジネスプラン、301人以上の場合はエンタープライズプランをまずは目安にしてもらいたい。
「Office 365 ビジネスプラン」は、利用ユーザー数の上限が300人の中小企業向けのプランである。エンタープライズプランに比べ、価格は低く設定されている。契約期間は月間契約と年間契約の2パターンから選べる。電話によるテクニカルサポートは重大な事象を除き、営業時間内(平日9:00〜17:30)のみの対応となる。
Office 365 ビジネスプランには、利用したいサービスによって以下の3つのプランが提供されている。
選定する目安として、デスクトップ版のOfficeアプリケーション(Word,Excel,PowerPointな)のみを利用したい場合は「Office 365 Business」、デスクトップ版のOffice アプリケーションは必要なく、メールや予定表(Exchange Online)、文書管理(SharePoint Online、OneDrive for Business)、Web会議(Skype for Business Online)などのサービスを利用したい場合は、「Office 365 Business Essentials」、どちらも利用したい場合は、「Office 365 Business Premium」が候補となる。
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