仕事で使っても問題ないチャットツール、たくさん種類はあるが、何がどう違うのか。機能一覧、ライセンス、製品の特徴を一気にチェックする。
主要ビジネスチャットツール「Slack」「チャットワーク」「LINE WORKS」は製品コンセプトの違いに加え、機能面や提供サービス内容に若干の違いがある。また同一製品であっても、プランによって機能差がある。表1では製品について、契約プランごとの機能を整理した。
各製品で機能項目は同じでも細かい部分で違いがあるので、無料プランまたは無料トライアルを利用して検証してみるとよいだろう。
比較表だけでは分かりにくいチェックポイントが幾つかあるので、本稿では各項目で見ておくべきポイントを解説していく。地震の想定する利用方法と照らし合わせて最適なツールを検討してほしい。
ここからは、ビジネスチャットツールを選ぶ際の主なポイントを挙げてみよう。
表1は全てがビジネス向けプランだが、月額300円から1600円まで大きな幅がある。その差は機能面の差でもあるが、主に企業がチャット利用にどれだけガバナンスを効かせられるかの程度の差であると考えていいだろう。
セキュリティが堅固であることに越したことはないが、コストがかかりすぎては部分的な導入にとどまらざるを得ない。クラウドサービスであるためにセキュリティ面で漠然とした不安があるかもしれないが、主要なビジネスチャットツールでは、通信暗号化を含め、セキュリティ面の対策もビジネス利用に適した対策が施されている。また、SNSとは性格が違い、どちらかといえば閉じたコミュニティーで利用するケースがほとんどであり、知らない人が勝手に割り込むようなことはないのがチャットの良さである。
最低限のセキュリティや監査要件を確認した上で、どの程度の追加機能が必要かを、コストとの関係で一考する必要はあるだろう。
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