重さ1.2キロ未満かつバッテリー駆動時間8時間以上の法人向けノートPCの出荷台数は49万台。シェア1位となった国産ベンダーとは?
IDC Japanの調査によれば、2017年に出荷された国内法人向けノートPCのうち、重さ1.2キロ未満かつバッテリー駆動時間8時間以上の軽量・長時間バッテリー駆動型ノートPCの出荷台数は49万台で、国内法人向けノートPC市場の31.5%を占めた。
同市場の前年比成長率6.4%に対し、軽量・長時間バッテリー駆動型ノートPC市場は同比61.5%増だった。背景に、テレワークなどに対する関心の高まり、企業でのフリーアドレス制度の浸透、デスクトップPCからノートPCへの切り替えなどの動きがあると考えられる。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーは54.2%。アナログVGAコネクタや有線LANコネクタの内蔵が市場の評価を得て出荷を伸ばしたとみられる。続いて2位のベンダーは17.2%、3位のベンダーが8.0%と、上位3社で市場の約8割を占めた。
働き方改革に伴うモバイルワーカーの増加やフリーアドレス制度を導入する企業の増加といった傾向に伴い、今後も軽量・長時間バッテリー駆動型ノートPCの出荷は増加すると考えられる。
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