東芝ソリューション販売は「企業成長クラウド/WorkVision目標管理 〜育成のいろは〜」を6月3日から販売する。従業員の目標管理や人事評価のためのSaaS(Software as a Service)型のクラウドサービスだ。現代的な目標管理の手法を取り入れながら、入力の手間や学習コストがかかりにくい設計になっている点が特長だ。運用面でも組織改変などの影響を受けにくい仕様になっている。
最近は人材育成に向けて、目標管理を制度化している企業が増えている。例えば、組織目標と個人目標をリンクさせて双方の成長を目指すMBO(Management By Objectives)や、業務の効率化と社内目標の共有を進めるOKR(Objective Key Result)といった手法を組み入れたシステムを導入する企業が増えつつある。だが、最新の手法を取り入れた人材管理やタレントマネジメントツール、目標管理ツールは多くの場合、現代的な独自のユーザーインタフェースデザインになっている。Webアプリケーションをよく利用する部門の従業員以外にとって、こうしたツールは使いこなしにくい。利用が定着しないことで、目標管理や人事評価の作業そのものが目的となって、目標管理そのものが形骸化することが課題になりやすい。
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