帝国データバンクによると、コンプライアンス違反に伴う倒産件数は、2003年が43件だったのに対して、2019年は225件に増加した。このように企業リスクへの対策としてコンプライアンスチェックの重要性が高まっている。
ところが、オープンアソシエイツが実施したコンプライアンスチェック業務に関する調査によると、業務の負荷が課題だと考えている企業の割合が60%を占めた。コンプライアンスチェックでは、取引先に対して1件ずつチェックする必要があり、取引先に関連する記事を検索した上でそれを目視確認したり、その確認結果を保存したりする。最近では作業が増え続け、コンプライアンスチェック担当者の負荷が高まり、通常の業務を逼迫している。
コンプライアンスチェック業務における課題について、オープンアソシエイツが総務、法務担当者様484社へのヒアリング調査によれば、「増え続ける取引先1件1件のチェック(検索)が増え担当者が疲弊している」「検索結果に出てくる記事の目視確認が大変」「チェック(検索)結果の証跡(エビデンス)保存作業がとにかく面倒」といったことが挙がった。
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