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AI-OCRとRPAでNPO法人の業務自動化を無償支援

小学校児童の放課後預かり事業を運営するNPO法人にAI-OCRとRPAを導入し、業務の自動化を支援した。

» 2021年03月19日 09時07分 公開
[キーマンズネット]

 UiPathとCogent Labsは2021年3月18日、小学校児童の放課後預かり事業「アフタースクール」を運営するNPO法人に、紙の帳票を扱う業務の自動化に必要なソリューションや、それに伴う開発トレーニングと開発支援を共同で無償提供したと発表した。

 2社は今回、アフタースクールの利用登録手続きの際に発生する処理業務の自動化を支援した。同処理業務は年間数千件に上り、自動化によって処理時間を80%短縮できたという。

開発トレーニングも実施、継続的な業務自動化を支援

 今回の取り組みは、非営利団体の活動をRPA(Robotic Process Automation)やAI(人工知能)によって無償支援する、両社共同の活動の一環だ。

 自動化したのは、手書きの口座振替登録申請書の情報を収納代行業者の決済管理画面に登録し、「Salesforce」に登録された会員情報と口座情報を関連づける一連の業務で、UiPathのRPAソリューション「UiPath Automation Cloud for Community」と、Cogent LabsのAI-OCRソリューション「Tegaki」を利用した。UiPathとTegakiを、UiPathのコネクターを使って連携させ、一連の業務処理のワークフローを開発したという。

 なお、今回の取り組みでは、ソリューションを提供するだけではなく、4時間の開発トレーニングや、60時間の開発支援も実施した。UiPathとCogent Labsは、今回の会員登録業務にとどまらず、ほかの業務も継続して自動化できるよう支援したとしている。

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