RPA(Robotic Process Automation)導入の障壁として、RPAの開発や運用を担う人材がいないという課題がある。ロボットのシナリオを構築できるようになるには一定の学習が必要であり、その運用にも手間がかかる。情報システム部門がその役割を兼任で担う場合があるが、本業の傍らで従事するには荷が重いという声も聞かれる。
ドンキ・ホーテなどのディスカウントストアを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスも同様の課題を抱えていた。RPAを約1カ月のPoC(Proof of Concept)を経てスピード導入したものの、開発や運用を担う人員が足りない。当時はRPAブームの黎明期で、専門知識を持つ人材を採用するのも難しかった。だが、現在は主婦からRPA開発者に転身した人などバラエティー豊かな人材を擁し、RPA開発や運用の体制を整えている。どのような施策を講じたのか。
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