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» 2021年11月04日 10時00分 公開

プロジェクト管理ツールの利用状況/前編(2021年)

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を背景とした働く環境の変化によって、プロジェクトの進捗管理やタスク管理の難易度は増している。テレワークシフトによって生じたプロジェクト管理のトラブルとは。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2021年10月8日〜10月22日にわたり「プロジェクト管理ツールの利用状況」に関する調査を実施した。調査からは、コロナ禍で働く人の顔が見えにくくなったことで、チームメンバーのコミュニケーションや情報共有、進捗管理の難易度が高まっている状況が見て取れた。回答者からは「タスクの投げ合いが発生した」「PMが逃げた」など“怒りの声”が届いている。

 なお、本稿で取り扱うプロジェクト管理ツールとは、利用部門を限らず、目標や納期、チームのタスク、プロジェクトの進捗などを管理するものを指す。

約8割がプロジェクト管理で失敗した経験あり、原因は?

 プロジェクト管理ツールの導入状況に触れる前に、ツール導入の動機となるプロジェクト管理の難所について見てみよう。

 まず自身が関わったプロジェクトで「スケジュール通りに進まない」や「予算を超過した」といった“失敗経験”があるかを聞いたところ、83.0%と大多数が「ある」と回答した(図1)。プロジェクトが“失敗した”と思われるようなトラブルが発生する要因としては「時間か、予算か、人的リソースの見積もりが甘かった」57.7%と最も多く、「関係者とのコミュニケーション不足」(56.3%)や「リスクマネジメントができていなかった」(47.9%)「プロジェクトマネジャーの能力、経験が不足していた」(47.9%)が続いた(図2)。

図1:プロジェクトに失敗した経験の有無

 従業員規模別の回答ではこれら上位に挙げられた失敗要因の順位が前後している。101人以上の中堅企業・大企業帯では、「時間や予算、人的リソースの見積もりの甘さ」の割合が最も多く、100人以下の中小企業帯では「PMの能力や経験不足」の回答率がトップだった。ただし2番目に高い割合を示した項目は、どの企業帯も「コミュニケーション不足」だ。コミュニケーションがプロジェクト成功の可否に大きく関わることが確認できた。

図2:プロジェクト失敗の要因

タスクの投げ合いにサービス残業常態化、PM逃亡……コロナ渦の実録トラブル

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を背景とした働く環境の変化によって、プロジェクトの進捗管理やタスク管理の難易度は増している。テレワークシフトによって生じたプロジェクト管理のトラブルをフリーコメントで聞いた。

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