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» 2022年04月20日 11時22分 公開

「1年目でROIを出そうとするな」――RPAの“三重苦”を乗り越える方法とは

「RPAのROIが出せない」「RPA開発人材の育成が難しい」「一部の業務しか自動化できずに効果が頭打ちになる」――これまで13万時間以上の業務時間を削減したコニカミノルタが、自社の経験を基にこれらの課題を克服するための工夫を語った。

[元廣妙子,キーマンズネット]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現につながるテクノロジーとしてRPA(Robotic Process Automation)に注目が集まる。しかし「ROI(投資対効果)が出せない」「開発人材の教育が難しい」「一部の業務を自動化した後に効果が頭打ちになる」などの理由から、「プロジェクトは失敗だった」と見なす企業は少なくない。

 これら “RPAの三重苦”とも呼べる課題に対してコニカミノルタは、幾つかの工夫によってプロジェクトを成功に導けると話す。2022年4月12日に開催されたRPA総研主催のイベント「オンラインイベントリレー 2022 SPRING」にコニカミノルタの藤塚洋介氏(デジタルワークプレイス事業部 副部長)が登壇し、自社の取り組みを紹介しながら、RPA推進の課題を克服して成果を上げる秘訣を語った。

RPAの成功なくしてDXの成功なし

 さまざまな壁によってRPA導入プロジェクトは失敗だったとみなす企業は少なくないが、藤塚氏は「RPAの成功なくしてDXの成功はない」と強調する。その理由は2つあり、1つは「RPA推進のノウハウはDXの実現に役立つ」からだという。RPAを社内にスケールする段階では、組織横断的な業務を自動化するために組織の仕組みに手を入れる必要がある。「この組織変革はDXの実現においても必要とされます。RPAによる業務自動化プロジェクトのノウハウはDX推進においても役立ちます」と藤塚氏は語る。

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