東京都が都内中小企業のデジタル化支援に向けてリスキリング講座の受講を支援する。データ分析やAI、IoT、ノーコードツール活用などの講座が用意される。
東京都と東京都中小企業振興公社が「スタートアップを活用したリスキリングによる中小企業デジタル化支援」をスタートさせた。都内の中小企業を対象としたリスキリング支援事業の一環だ。2024年6月17日に参加企業の募集を開始した。支援上限は100社。
今回募集を開始したスタートアップを活用したリスキリングによる中小企業デジタル化支援は、「『未来の東京』戦略」推進事業の一環で行われる。都内のスタートアップ企業9社のリスキリングの知見を、デジタル化に課題を持つ都内中小企業とマッチングさせる。
今回、支援対象となるのは次の通りだ。
助成金支給の対象となるのは、「DX」「AI」「データ分析」「RPA」「IoT」「ノーコード/ローコード」の6つのカテゴリのリスキリング講座だ。同事業のWebサイトから申し込める。eラーニング講座が中心で、一部で対面のプログラムもある。受講時間は20〜50時間と、コースによって異なる。
対象となる中小企業は「中小企業基本法第2条第1項に規定する中小企業者等で、大企業が実質的に経営に参加していないもの」で、資本金や従業員数の規定がある。
受講講座の選定に当たっては事務局(トランスコスモスが運営)またはスタートアップ企業と事前面談を行い、受講すべき講座を決定する。必要に応じて「デジタル活用診断」を使ったデジタル化レベル診断を行い、その結果を基に受講講座を決定できる。
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