SEO支援のecloreが「ChatGPT」ユーザー150人を対象に利用用途やChatGPTを選んだ理由、契約しているプランなどを聞いたアンケートの結果を発表した。
SEO支援のecloreは2024年11月25日、「ChatGPT」ユーザー150人を対象に利用用途やChatGPTを選んだ理由、契約しているプランなどを聞いたアンケートの結果を発表した。
回答者のうち、生成AIツールはChatGPTのみ利用しているとした人は36.7%、ChatGPTをメインに他ツールを併用している人は50%だった。満足度は「満足している」が49.3%、「とても満足している」が26.7%に上った。
ChatGPTを使う理由については「日常業務の効率化に役立つから」(55.3%)、「高品質なコンテンツ生成が可能だから」(48.0%)などが挙げられた。
同調査では、「Gemini」など他の生成AIツールではなくユーザーがChatGPTを選ぶ理由についても明らかになった。一体ChatGPTの優位性はどこにあるのか。
AIチャットbotの性能比較では「MMLU」などのベンチマークがよく使われるが、新しいモデルが登場するたびに最高性能が更新されることが多く、計測上の性能は時期によって変動する。各モデルには得意不得意もあり、日本語の処理能力を測るベンチマークでは結果が変わることもあるので注意が必要だ。
ChatGPT利用者のうち、無料プランを使っているのは46.7%と半数近くに上っていることが分かった。個人向け優良プランの「ChatGPT Plus」は26.7%、チームでの利用を想定した「ChatGPT Team」は5.3%、大企業向けの「ChatGPT Enterprise」は18.7%だった。
各プランの概要は以下の通りだ。
Geminiと比較して改善が必要だと思う点としては「業界固有の専門知識の精度向上」(48.0%)や「応答スピードの向上」(34.7%)、「Geminiに比べて不足している機能の追加」(32.0%)などが挙げられた。
業界固有の専門知識は「RAG」などの技術の活用や、専門知識を学習させたモデルの利用などが必要になる。事業で活用する場合は、自社でデータを確保してファインチューニングを行ったり、「Azure OpenAI Service」などの基盤にRAG機能を追加して提供する専門サービスを利用したりといった方法がある。
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