CLINKSは、業務で生成AIを活用している会社員を対象に、活用満足度に関する調査結果を公表した。満足は6割超だった一方で、十分な手応えを得られていない回答者もいるなど、活用定着の有無が満足度を左右している状況が示された。
CLINKSは2026年5月27日、業務で生成AIを活用している会社員を対象とする「生成AI業務活用の満足度」の調査結果を公表した。発表によると、生成AI活用に「満足・非常に満足」と答えた割合は65.2%で、「どちらとも言えない」は26.9%、「不満足」は約7%だった。
利用するツール数と満足度の関係では、「1種類のみ利用している」とした回答者の満足率は56.5%だったのに対し、2種類では73.8%、3種類では75.6%となった。不満足率も、1種類では6.5%、2種類では4.8%、3種類では2.2%と低下した一方で、4種類以上では満足度が下がり、不満足率が上昇する傾向が示された。複数ツールの活用が一律に有効というより、使い分け可能な範囲に収まっているかどうかが影響している可能性がある。
満足している理由では、「日常業務の中で自然に使えるようになっている」が56.0%で最も多く、「業務効率が明確に向上している」が49.6%で続いた。一方、不満足の理由としては「期待していたほど業務効率が向上していない」が50.0%で最多となり、「プロンプト入力が難しく期待する回答が得られない」が42.9%で続いた。活用の成否は、導入そのものよりも、日常業務に組み込めているかどうかに左右されているようだ。
また、ツール選定時に重視した点と満足度の関係では、「ベンダーのサポート・契約条件」を重視した層の満足率が81.8%、「AI初心者向けのリテラシー向上サポート」を重視した層が80.0%だった。「非常に満足」の割合が最も高かったのは「自社の特定業務への適合・カスタマイズ性」を重視した層で22.0%となり、全体平均の8.3%を上回った。発表内容からは、生成AIツールの選定において、機能面だけでなく導入後の定着や支援体制も満足度に影響していることがうかがえる。
なお、この調査は、業務で生成AIを月に複数回活用している会社員216人を対象に、2026年3月3日〜4日にかけて、リサーチ代行サービス「c-slide lab」によるインターネット調査として実施された。
巨大データセンターはもう不要? 2割のコストで不足を解決するトンデモ秘策:881st Lap
23歳の期待のエースが突然「辞めたい」 ノーコードが退職でも活躍ってどういうこと?
どのAIが“最強”なのか AI活用を考えていたらAI以外の話になった
2027年、情報処理技術者試験が刷新 2026年終了の試験と新設のデータ試験を徹底解説Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。