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DWH

データウェアハウスとは、時系列に沿って随時更新されていく基幹系システムのデータベースとは異なり、一定の期間ごとに切り出したデータを正規化して、上書きすることなく蓄積していくためのデータベースのこと。データは追加されるのみで、更新や削除は行われない。こうして蓄積された過去から現在に至るまでのデータを対象に分析を行うことで、企業活動の可視化や事業の将来予測といった収益向上のための施策に結び付けていくことができる。データの蓄積期間は3~5年、あるいは目的に応じて7年といった長期にわたる場合もある。

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DWHの基本機能とは?

近年のデータウェアハウスが提供するデータ処理高速化機能としては、主に以下の2つが挙げられる。
●並列分散処理
代表的なものがオープンソースミドルウェアの「Hadoop」で、このベースとなっているのが大規模データを分散処理するためのフレームワーク「MapReduce」。MapReduceでは、始めにMap処理によって元データを分割し、複数の処理を同時並行して行い、次にReduce処理によって処理済みの加工データを再度まとめて、最終目的の処理結果を得るという流れになる。

●インメモリ技術
データ処理速度の大きなボトルネックとなるハードディスクのI/Oをほとんど発生させることなく、分析対象のデータをコンピュータのメインメモリ上に展開して処理するためのテクノロジ。データ処理はメモリへのアクセスのみで全て完結することになる。超高速でのデータ更新や分析処理といった場面で利用される。

DWHの導入メリットとは?

データウェアハウスの導入メリットとしては、主に次の2つが挙げられる。
●より精度の高い意思決定の実現
これまでの企業活動のデータを詳細に蓄積し、様々な切り口で分析を掛けることで、例えば小売業の店舗別の売れ筋商品や地域特性による売れ筋商品などを明らかにすることが可能となり、より強化すべき商品カテゴリや死に筋商品を迅速に見極めることができるようになる。
●新しいビジネスの方向性の提示
企業活動の生データを時系列に沿ってデータウェアハウスに蓄積し、分析を行うことで、これまで見えてこなかったビジネス要素間の相関関係を明らかにし、新たな事業展開の方向性を導き出すことも可能になる。