129万人以上もの会員を擁する、住友生命の「Vitality」。ユーザーの運動履歴など扱うデータはサイズが大きく、それらを効率的に処理できる分析基盤が必要だった。
データ活用やデータ分析の重要性が高まる中、特に多くのユーザーデータを扱う一般消費者向けサービス事業者では自社サービスに適したデータ分析基盤の構築が課題となりやすい。住友生命も同様の課題を抱えていた。
住友生命は、健康診断のデータや日々の運動習慣などから健康状態をポイント化し評価する健康増進型保険「Vitality」(バイタリティー)を提供している。WaaS(Well-being as a Service)をエコシステムとして展開することで住友生命ならではの価値を提供できると考え、同社はVitalityを中核事業として位置付けている。会員数は129万人を超える。
既存システムでは一部で円滑にデータ分析が進まないことが問題となっていた。特に、日々蓄積される運動履歴はデータサイズが大きいためデータの結合に時間とコストがかかり、同社を悩ませる課題だった。
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