その他データセンター関連の基本機能とは?
マウント型のサーバラックでは、ネットワーク関連機器などを効率よく収納するために、EIA規格に準拠したキャビネットタイプの19インチラックが主流となっている。19インチラックの規格にはJIS規格もあるが、JIS規格はEIA規格と互換性がないため、注意が必要だ。また、ほとんどの場合、サーバルームに設置される機器はマルチベンダの製品で構成されているため、キャビネットタイプのサーバラックではマルチベンダに柔軟に対応できるマルチベンダ対応ラックが必要になる。
冷却ソリューションは送風/吸気ユニットを用いてサーバ/ラック内、あるいはサーバルーム内のエアフロー(空気の流れ)をコントロールすることで冷却を行うが、サーバラック内にモジュール方式の水冷システムを取り付ける水冷ソリューションなどもある。
その他データセンター関連の導入メリットとは?
サーバの集約化が進むにつれ、熱対策、ケーブル処理の効率化といったシステムの適切の管理が、以前にもまして重要になっている。サーバラックの性能をしっかり評価しつつ、必要に応じて冷却/空調ソリューションなどを利用することが、システムの安定稼働を図るためには不可欠と言える。