IT導入完全ガイド
「導入したのに、なぜ使われない?」グループウェアの活用法を見直そう(2/4 ページ)
「いいね!」ボタンで入力負荷を軽減し、感情を共有
グループウェアが使われない理由として、そもそも経営トップが使っていないという点を挙げたが、その背景には「テキスト入力の負荷」というハードルがあることも否めない。
そこで現在提供されているクラウド型グループウェアの中には、利用者がより簡単に自分の意思を伝えるための工夫として、Facebookのような「いいね!」ボタンを設置して、よりライトなコミュニケーションから始められるようにしているサービスがある。
現在ではこの機能がさらに進化して、ユーザーのリアクションの種類(=リアクションの初期値)をプルダウンメニューから選択して設定できるようになっている。具体的には「確認しました」「了解です」「よろしくお願いします」といった反応で、もちろんテキストでフリーコメントを入力することも可能だ。
当然スマートフォンやタブレット端末からの操作もできるので、時間のない経営トップでも、画面上のボタンを押すだけで「従業員の成果を確認、把握している」という意志表示ができるようになる。
新社長が従業員の戸惑いを緩和するために「いいね!」ボタンを活用、大都の事例
ここで紹介するのは社長自らが積極的にグループウェアを率先して活用している企業の事例だ。
これまで電動工具や作業工具などのDIY工具を対面販売していた大都では、家業を継いだ社長がEC事業への転換を打ち出し、通販サイトを立ち上げた。しかし全く新しい業態へのシフトだったため、従業員には大きな戸惑いがあったという。
そこで社長自身がグループウェア上で日記を書き、それを読んだ従業員に「いいね!」ボタンを押してもらうことで「感情の共有」を図った。また、さまざまなアイデアや施策に関する従業員の意見を聞く際にも“いいね!”ボタンを利用し、意識の共有を図っているとのことだ。
こうした機能を活用することで少しでもグループウェアに触るハードルが下がれば、グループウェアの社内利用はどんどん広がっていき、単なる情報だけでなく、感情までを共有することが可能となる。ひいてはそれが企業の風土作りにもつながっていくだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ニンテンドーシステムズ開発者が明かす、通信「低遅延・安定運用」のコツ【事例集】
-
2
「Gemini Notebook」で利用者10倍 シニア社員をAIヘビーユーザーにした首都高の考え
-
3
スクエニ開発陣が「ドラゴンクエストX」の世界観を守るのに「Gemini」が必要だったワケ
-
4
「新しいOutlook」って使ってる? 移行で変わるメール誤送信対策
-
5
「情シスやめます」と言われたら――ある日突然「ゼロ情シス」になった企業のその後
-
6
「脱Excel」しても、いちばん働いているのはExcel 給与計算の調査に見る実態
-
7
使わなくなったPCを、企業が処分したくてもできない理由
-
8
千代田区、Copilot全庁導入で月2000時間削減 10カ月でAIを根付かせた定着の仕掛け
-
9
“壊してもいい”が現場を変えた 岩塚製菓、生産性1.3倍を生んだDX定着の条件
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー