ソニーのDNA入り、最新クラウド映像プラットフォーム「Safie」登場(3/3 ページ)
ユーザーの視点から見たsafie
最後に、ソフマップ代表取締役社長の渡辺武志氏がユーザー視点からの活用方法と同社事例を解説した。同氏の社長就任は2017年2月だが、前職はビックカメラのAS事業部長と防犯設備ベンダーのセレンの社長を兼務、小売・サービス業界の現場と防犯設備のエキスパートである。
--
渡辺氏は、まず従来の防犯・監視カメラシステムのコストとクラウド録画型システムのコストを比較して見せた(下図)。
このコスト差と、カメラの設置、移動の簡便さから、クラウド録画型が合理的と渡辺氏はいう。「売り場レイアウトは頻繁に変わる。その度にカメラ移設のために業者を呼ぶのは面倒。無線LAN利用ならケーブルは不要、小型カメラはモバイルバッテリーで営業時間中は稼働可能、夜間に交換すれば良い」(渡辺氏)。これは短期間での導入にも有利なポイントだ。
また小売店の悩みとして、レジスターでの不正や釣銭間違い、万引き被害が深刻であるといい、「レジでの間違いはカメラの映像で分かる。アナログカメラでは識別できないお札の券種も、HD画質のデジタルカメラなら識別可能で手元の確認もできる。また、店員の不正行為や万引きなどの犯行もカメラ設置で抑止効果がある。自動釣銭機や防犯ゲート導入に比較してカメラ導入は低コスト」と述べた。
さらにソフマップでは同社店舗のゲーミングブースでのイベント映像を、ニコニコ動画やYouTubeなどの映像配信サービスにライブ中継し、一般消費者に向けて公開しているという。低コストに情報発信や顧客満足度の向上にも一役買う取り組みといえそうだ。
インテリジェントなネットワークカメラとクラウドサービスの組み合わせによる映像関連ソリューションはすでに「監視カメラ」システムの概念をはるかに超えるものになった。今後はAI技術を組み合わせて犯罪や事故の未然防止にも役立てられる可能性もある。さらなるサービスの洗練に期待したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
イベントレポートアーカイブ
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
2
かんぽ生命が営業報告を50分→10分に AI時代に見直すべき「データ入力」の仕組み
-
3
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
4
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
5
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
6
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
-
7
「カスハラ対応」を個人に任せない 取手市がAIで変えた窓口業務
-
8
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
9
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
10
20年物の基幹システム刷新に、マクロミルがあえて「全てを変えない」と決めた理由
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー