5分で分かる最新キーワード解説
バッテリーレスの環境発電IoTデバイス「EnOcean」とは?(4/5 ページ)
今後の展開
EnOceanの日本セールスディレクターでありEnOcean Alliance副会長、アジア担当の板垣一美氏は「日本でのビルオートメーションはこれからさらに進んでいく」と将来像を語る。
「既に大手不動産開発会社などの手による各種建物に無線スイッチの導入が進んでいるが、さまざまなセンサー情報を建物管理の自動化に役立てる本格的なオートメーション化がますます進展していく。そこで欧州で業界標準となったEnOcean対応製品は大きく貢献できるはずです。
欧州のビルオートメーション事例では大体30~40%に達する省エネ効果を上げています。オフィス、ホテル、空港ターミナル、工場など200万棟以上で採用されており、ビルや各種施設では5000~2万個以上のEnOcean製品が導入されているケースが多い。
もっと小さな規模では歯科医の医療器具のためのフットスイッチに無線スイッチを使うような例もあります。ただでさえケーブルが多い工場などでは無線スイッチや無線センサーデバイスの適用が効果的です。
日本でもソニー、内田洋行などのオフィスビルや物流拠点、工場、国立がんセンターなど多くの導入事例が出てきている。レイアウト変更の際の工数、コストの軽減と合わせて、ランニングコストの削減効果は大きく、多少初期投資がかかっても数年で回収できる。また、ホームオートメーション分野でも普及が進むものと考えています」。
欧州うはじめ世界での実績を積んだ「EnOcean」と、IoT活用に新しい選択肢をもたらしたLPWAである「EnOcean Long Range」。デバイスが増えれば増えるほどかさむ運用管理工数とバッテリー代に悩む企業では導入検討の価値がある。
なお、EnOceanでは必ずしも自社の通信方式にこだわるわけではなく、Zigbee、BLE、LoRaWANの通信モジュールと、同社の環境発電モジュールの組み合わせでも製品提供している。他方式の既存システムの給電を環境発電にリプレースする感覚で導入することも可能だろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
5分でわかる最新キーワード解説
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
スクエニ開発陣が「ドラゴンクエストX」の世界観を守るのに「Gemini」が必要だったワケ
-
2
「Gemini Notebook」で利用者10倍 シニア社員をAIヘビーユーザーにした首都高の考え
-
3
ニンテンドーシステムズ開発者が明かす、通信「低遅延・安定運用」のコツ【事例集】
-
4
Windowsを使い続けるのは正解か? 「Linux化」というモダナイズのもう一つの選択肢
-
5
「新しいOutlook」って使ってる? 移行で変わるメール誤送信対策
-
6
ChatGPTに「おすすめの○○は?」 実は答えが決まっているらしい:893rd Lap
-
7
製造業の73%が「生成AIに仕事を頼みたいのに頼めない」理由とは
-
8
できる人ほど教える時間がない AIは暗黙知の夢を見るか
-
9
こんなところに野良AIが? 事例で解説、実際にあった2つの発覚パターンと防衛策
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー