老舗百貨店1万2000人へのG Suite導入 担当者が奮闘した4年間の記録(4/4 ページ)
保守的な改革ではなかなか前に進まない
取引先など企業間でのデータのやり取りもあるため、ドキュメント作成のオフィスアプリケーションに関しては、全てをGoogleドキュメントに置き換えるのはまだ難しく、Microsoft Officeを併用しているようだが、ほとんどのアプリケーションがG Suiteに置き換えられた。
従業員の大きな悩みでもあったメール容量も今では無制限で利用でき、Google+を社内SNSとして利用することで希薄だった店舗や事業所間の横のつながりも強化できた。クラウド型オフィスツールにリプレースしたことで、本社スタッフがテレワークを実施する基盤も整った。
特に大きな効果が、紙資料が大きく削減できたことだ。会議のたびにメンバー全員分の資料を出力していた会議資料をデータ化したことで、プリンターの利用が激減した。その削減効果は約50%だという。
ここにたどり着くまでに長い時間を費やしたが、やっとJ.フロントリテイリングが目指す将来像へ向かう基盤が整った。これからのビジネススピードに付いていくためには、時にはこうしてドラスティックな改革も必要なのだろう。
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