IT担当者300人に聞きました
無線LANの導入状況(2019)/前編(3/3 ページ)
2018年と比べて、無線LAN規格1位と2位はどう変わった?
「Wi-Fi 6」と呼ばれる次世代通信規格「802.11ax」は、理論値で最大転送速度9.6Gbps、2.4GHz帯をサポートするということで、ネットワーク接続端末の多い環境での利用やIoT(モノのインターネット)分野への活用も期待が集まる。その中、現在企業で導入されている無線LANの規格はどれが最も多いのか。導入しているまたは検討中の無線LAN規格について尋ねた。
結果を見ると、「802.11ac」が最多となり29.4%、次に「802.11n」20.2%、「802.11g」13.6%、「802.11ax」8.8%、「802.11a」7.0%と続く結果となった(図4)。
2018年の調査結果と比較すると、1位だった「802.11g」、2位だった「802.11n」がそれぞれ順位を下げ、その代わりに、3位であった「802.11ac」が首位に上がるなど、ここ1年で11acへの切り替えや導入が進んだ。
この結果を利用状況別で見ると、「既に導入済み」「現在は利用していないが、導入を検討中」とした層の多くが「802.11ac」を選択した。なお、検討中とした層は「802.11ac」に次いで「802.11ax」を検討する割合が高かった。もはや11gや11nといった10年以上前の通信規格から離れ、ようやく802.11acに移ろうとしているようだ。
無線LANに接続するクライアント端末の種類についても聞いた。その結果「ノートPC」91.2%、「タブレット」51.8%、「スマートフォン」47.8%、「デスクトップPC」23.2%の順となり、その傾向は2018年と大きな変化は見られなかった(図5)。
一方で2018年の調査で4位であった「複合機やプリンタ」が、今回は7位と順位を下げており、代わりに来訪客や従業員の私物モバイル端末への接続を許可する割合が高まった。この背景には、ノートPCやスマートフォンなどのモバイル端末の利用が浸透してきたことはもちろん、紙文書の利用が減少しているとも考えられる。
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