ワーケーションは「あり」か「なし」か? 調査から見る新たな働き方の是非
リゾート地で休暇を楽しみながら、テレワークで仕事をする「ワーケーション」という新たな働き方に期待と関心が集まりつつある。国内でも今後ワーケーションが広がる可能性はあるのだろうか。
システムインテグレーション事業を主軸とするITベンチャーのSAKURUG(サクラグ)は、「ワーケーション」に関する意識調査を実施した。ワーケーションとは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語であり、リゾート地などで休暇を取りながら働く就労スタイルを指す。調査を実施したSAKURUGも、2020年11月1日に和歌山県白浜町にサテライトオフィスを開設し、リフレッシュしながらもモチベーションを高められる環境を従業員に提供すると発表した。
本調査は、全国20代~40代の社会人男女500人を対象にアンケート形式で実施したものだ(調査機関:2020年10月19日~10月20日)。
ワーケーション「したい」「興味あり」が7割近く、20代が最多
まず、ワーケーションに対する興味、関心度合いから見ていく。「ワーケーション(観光地やリゾート地で休暇を取りながらテレワークする働き方)をしたいと思うか」という設問に対して、「したい」と回答したのは20代で30.0%、30代で29.9%、40代で24.0%だった。「興味はあるが、わからない」とした割合は20代で40.4%、30代で37.3%、40代で37.2%だった。全体を見ると、「ワーケーションをしたい」と意欲的な人は28.7%で、「興味はあるがわからない」と関心を持ちつつもそうした働き方をしたいかどうかはまだ分からないとした人は38.5%と全体の4割を占めた。
ワーケーション経験者は1割以下、予定含めても2割に届かず
次に「ワーケーションをしたことがあるか」という質問に対しては、「したことがなく、する予定もない」が最多で84.9%、「したことがある」とした割合は7.0%にすぎず、「まだしていないが、する予定がある」は7.8%だった。
年代別では、「したことがある」または「まだしていないが、する予定がある」と回答した割合が20代で18.3%、30代で12.5%、40代で12.4%となり、20代が最多だった。
ワーケーション支援・補助「特になし」が6割以上
最後に、回答者の勤務先でワーケーションの支援、補助制度の有無について尋ねた項目を見てみると、「リモートワーク・テレワークの導入」が最多で23.9%だった。また、直接的にワーケーションを支援する動きとしては「従業員へワーケーションの利用をすすめる内容の通知・啓蒙」が13.3%、「ワーケーションのための手当」が11.6%と続いた他、「ワーケーションのために利用できる施設(サテライトオフィス等)の整備」は9.0%だった。
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