マルチベンダー開発で失敗する理由、中小企業が予算の3分の1で「大急ぎDX」を実現した方法

デスクトップPCとFAXで業務を続ける企業が脱レガシーに舵を切った。サーバの保守期限切れが間近に迫る中で“大急ぎのDX”を余儀なくされ、複数のITベンダーと並行してシステム開発をする「マルチベンダー開発」の手法を取ったという。課題と成功の秘訣とは。

 旧来の商習慣からどうしてもレガシーを脱せない業界もある。しかし、スタートアップの参入や労働人口の減少、既存システムの老朽化などから、脱レガシーは避けられない状況にある。

 とある老舗商社は、サーバの保守期限切れが間近に迫り、システム刷新を検討していた。しかしコロナ禍によって業界を取り巻く様相が変わり、ストレート移行を見直す必要が出てきた。

 30年間使い続け、1億通り以上のインタフェースを持つシステムから5カ月で脱却しなければならない。そこで同社は、複数のITをベンダーと平行してシステムを開発する「マルチベンダー開発」の手法を取ってDX(デジタルトランスフォーメーション)に挑んだという。マルチベンダー開発でありがちな問題に、どのように対応したか。

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指田昌夫
指田昌夫

1964年東京都生まれ。ビジネス系出版社に30年弱勤務し、雑誌やオンラインメディアの編集記者やデスク、広告企画制作を担当。2019年からフリーランスとなる。現在はIT、金融、製造業を中心に取材執筆する。

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