BYODの実施状況(2023年)/後編

後編となる本稿では、BYODのメリットやデメリット、実際に起きたトラブル事例などから、企業がBYOD導入で注意すべき点を考察する。記事の最後では「恐怖のBYOD事故事例集」を紹介する。

 中小企業を中心に2割を超える企業で推奨・認可されているBYOD。業務効率や生産性の向上といった面ではメリットが大きい半面、セキュリティ面で問題があるケースもあり敬遠されることもある。

 そこでキーマンズネットは「BYOD(私用端末の業務利用)の実態に関する調査」と題してアンケート調査を実施した(実施期間:2023年2月24日~3月10日、回答件数:353件)。後編となる本稿は、BYODのメリットやデメリット、実際に起きたトラブル事例などから、BYOD導入で注意すべき点を考察する。記事の最後では、「フリーWi-Fiで漏えい、自社が踏み台に……」といった恐怖の事故事例を紹介する。

BYODのメリットとセキュリティのバランスをどう考える

 はじめに全体に対し「企業がBYODを制度として導入することによるメリット」を聞いたところ「企業が端末を調達/支給するコストを削減できる」(50.7%)、「個人で持ち歩く端末が減る」(46.5%)、「従業員が使い慣れた、好みの端末で業務できる」(43.7%)といった回答が続いた(図1)。「メリットはない」(21.8%)は2割にとどまり、全体の8割がBYODの実施有無にかかわらず何かしらメリットを感じている。

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