国産ERPと海外ERP、ここまで違う「設計思想の原点」

海外のERPを採用すれば、世界で最適化されているシステムを利用することで世界に通用するノウハウを取り込むことができます。日本では不思議と、そのまま利用すると業務は効率化されず、カスタマイズを希望する企業が多く存在します。なぜでしょうか。

迫る2027年 ERPの未来をどう見極めるか

SAP ERPのサポートが最長でも2027年末に終了する「Xデー」が迫っている。国産ERPを25年以上にわたり提供してきたワークスアプリケーションズが、「Xデー」以降の未来を考えるための情報を届ける。

 ERPとしてのパッケージシステムを検討するとき、ある程度の規模を有する企業ではまず次の点を考慮すべきです。

  • 世界中で利用されている海外産ERPを採用するか
  • 日本に最適化された国産ERPを採用するか

 この2つのうちどちらを採用するかが大きな分かれ道になります。そして、多くのシステム選定の担当者はこの2つの軸で複数の候補を挙げてシステムのコンペを組むかと思います。

 海外のERPを採用すれば、世界で最適化されているシステムを利用することで、世界に通用するノウハウを取り込めるので、自社業務の無駄をそぎ落とせると考える方がいるかと思われます。

 ただ、日本においては不思議とそのまま利用しても効率化されず、カスタマイズが多く発生してしまいます。海外と日本の商慣習の違いも一つの要因ですが、そもそもの設計思想の違いも大きいと考えています。

国産と海外産で大きく異なる「誰のためのシステムか」

 ERPを省略せずに言えば「Enterprise Resouce Planning」です。つまり、日本語に翻訳すると「経営資源計画」となります。経営資源である「ヒト・モノ・カネ」をどのように活用するかを計画するための情報を効率的に収集し、経営者層に情報を提供することを目的に作られています。

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迫る2027年 ERPの未来をどう見極めるか

「SAP ERP 6.0」のサポートが最長でも2027年末に終了する「Xデー」が迫っている。国産ERPを25年以上にわたり提供してきたワークスアプリケーションズが、「Xデー」以降の未来を考えるための情報を届ける。

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