ERPはMRPから生まれた それでもMRPを使う意味(1/2 ページ)

現在のERPはMRP(資材所要計画)が発展する中で生まれた。それぞれの違いを理解することで効果的に使い分けられるようになる。MRPも廃れたわけではなく、場合によっては現在でも役に立つこともある。

 ERPとMRP(資材所要計画)の違いを理解することは、これらのシステムを最大限に活用するのに欠かせない。

 ERPはMRPから進化したシステムだ。MRPは生産に必要な資材量の計算に的を絞ったシステムであり、大半のERPのバックボーンになっている。しかし両者は全くといっていいほどの別物であり、関連しながらも異なる領域で使われている。

ERPとは何か

 ERPは「企業のニーズに応えるシステムをひとまとめにしたセット」だ。この定義には2つの側面があり、これが大きな差別化要因になっている。

 1つ目は、ERPが包括的なものだということだ。そこには、経理や請求書の作成、財務、販売、カスタマーサービス、倉庫管理、流通、製造、資材の調達、フィールドサービスといった、企業の運営に関わるあらゆる機能に対処するシステムが組み込まれている。

 2つ目は統合されているという点だ。互いに連携し合うシステムが組み込まれているだけでなく、ERPの中心には企業全体のデータを全て保持するデータベースがある。データは遠く離れた工場や倉庫、パートナーの工場、配送センター、外部委託のサプライヤーやサービスプロバイダーといった、その企業に関連するさまざまな場所から集められる。

MRPとMRP II、ERPの歴史

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