SCS評価制度に関する意識調査(2026年)/前編

SCS評価制度の理解度54% 差が開く業種と部門はどこか

経済産業省と内閣官房国家サイバー統括室が創設を進め、2027年1~3月頃の申請受付開始を目指すSCS評価制度。だが129人に聞くと、内容まで理解している回答者は半数にとどまった。準備が遅れているのはどの規模、どの部門か。そもそも企業はどこでつまずいているのか。

 情報処理推進機構(IPA)が2026年1月に発表した「情報セキュリティ10大脅威 2026(組織編)」では8年連続で「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」がランクインするなど、セキュリティ対策が比較的手薄な取引先を踏み台に大企業へ侵入するサプライチェーン攻撃が猛威を振るっている。

 こうした状況を受け、経済産業省と内閣官房国家サイバー統括室が創設を進めているのが、企業のセキュリティ対策状況を可視化する「SCS評価制度(サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度)」だ。

 経済産業省の監督のもと、制度の運営はIPAが担う。★3・★4について2027年1~3月頃の申請受付開始を目指している(★5は今後検討)。ただし「制度開始」は申請受付の開始を指し、開始時点で★を取得している企業はまだない。

 準備は進む一方、要求事項の詳細や取得にかかる負担の見通しが企業側に十分届いているとは言い難く「何を準備すればいいか分からない」という声もある。

 そこで今回は「SCS評価制度に関する意識調査」(2026年7月28日~8月10日、回答件数:129件)を実施した。前編では、本制度の認知度や関心度、顧客からの取得要請の有無などの現状を取り上げる。

申請受付まで半年、認知度78%に対し理解度は54%

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