企業がAI活用でモタモタする間に攻撃者は“経験値”を稼ぐ Mandiantが語る非対称性

情報漏えいや誤判断を恐れ、検討とルール整備を重ねる企業。その間にも攻撃者はAIで試行を重ね、“経験値”を稼いでいる。Mandiantが攻撃者の視点と侵害調査の現場から、企業との間に広がるAI活用の差を解説する。

 生成AIを業務で使おうとすれば、情シスには次々と仕事が降ってくる。どのツールを選ぶのか、何を入力してよいのか、誤った判断によって問題が起きたら誰が責任を負うのか。検証環境を用意し、ルールを整え、社内に説明して、ようやく利用を始められる。

 慎重になるのは当然だ。企業は一度の失敗でも、情報漏えいやシステム停止、顧客への説明といった責任を負う。そのため、AIに何を任せるかを簡単には決められない。

 一方、攻撃者にこうした制約はない。AIに必要な攻撃ツールを作らせて試行を重ね、過去の活動記録を次の攻撃にも利用する。企業がAI活用でモタモタしている間にも、攻撃者は“経験値”を積み上げている。

 同じAIを使いながら、なぜ企業と攻撃者の差は広がるのか。Mandiantが、攻撃者の視点と侵害調査の現場の両面から解説する。

攻撃者がAIで手にした“最も厄介な武器”とは

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