ミック経済研究所の調べによると、2007年度は前年比18.6%増の出荷金額が予想されているIPS市場。シェア情報を紹介する。
ミック経済研究所の調べによれば、IPS市場は、企業のセキュリティ意識の高まりとともに、2000年以降から本格的に形成され始めたという。
市場の推移としては、2006年度の出荷金額は前年比14.6%増の48億円弱、2007年度は前年比18.6%増の57億円弱となるものと予想される。
ベンダー動向を見ると、もともとソフトウェアパッケージを展開していたトップベンダーのインターネットセキュリティシステムズは、ソフトウェアパッケージと低価格なアプライアンス製品を投入しつつ、中小企業への販売網を持っているパートナーの開拓に注力している。他に、マカフィーでは「McAfee IntruShield」を基軸としたパートナーの拡充を図っている。
市場占有率では、2005年度ではシェアが同率で2位だったマカフィーとジュニパーネットワークスが、2006年度ではマカフィーが2位、ジュニパーネットワークスが3位となっているが、それ以外では順位に変動は見られず、2007年度も前年と同様の順位となる見通しである。
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