2009年度、前年度比5%増の33.7億円と堅調な拡大が見込まれるWCM(Web Content Management)パッケージ。シェア情報を紹介する。
ミック経済研究所の調べによれば、2008年度のWCM(Web Content Management)パッケージ市場は、前年対比5.2%増の32.1億円となった。効率化による費用対効果と、売り上げ拡大のツールとしての訴求が拡がっており、2009年度は5.0%増の33.7億円と堅調な拡大が見込まれる。
ASP/SaaS(Software as a Service)での出荷金額は、2008年度/2009年度ともに拡大していき、2009年度には導入ウェイトが10%を上回ると予想される。
2008年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、アシストが23.1%で1位となった。下期から不況の影響を受け、出荷金額はほぼ横ばいとなったが、2009年度は各種業種や業務に特化したテンプレート化パッケージの提供を促進することで、出荷金額の伸長が見込まれる。
シェア20.2%で2位のインターウォーブン・ジャパンはSIerや制作会社との連携の土台構築や、ROI支援の訴求を進めた結果、出荷金額を伸ばし、WCM市場の拡大をけん引した。多変量テスト製品と連携させたソリューションの提供が可能で、効率化とともにユーザーの売り上げ拡大につながるWCMとして提案する。
3位の彼方は出荷金額が横ばいとなったが、TCO削減の訴求と中規模市場の開拓を進めることで売り上げの拡大を狙う。4位には操作画面での使いやすさを製品の特長とするパナソニックソリューションテクノロジーが、5位には大規模案件への着手が可能となったことで売り上げを拡大させたミックスネットワークが続いた。
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