携帯電話に対するスマートフォンの出荷比率がさらに上昇した2012年。前年比42.1%増の2848万台となった「スマートフォン」市場のシェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2012年第4四半期(10〜12月)のスマートフォン出荷台数は前年同期比29.2%増の883万台だった。
市場占有率(台数ベース、以下同じ)を見ると、第1位のベンダーが圧倒的な市場シェア42.1%で首位の座を維持した。第2位のベンダーは12.3%、第3位が12.1%と小差で続いた。第4位は9.8%だった。
また、2012年通年のスマートフォン出荷台数は、前年比42.1%増の2848万台だった。同年の国内携帯電話に対するスマートフォンの出荷比率は、前年の52.8%から70.5%へとさらに上昇した。
通年での市場占有率を見ると、第4四半期と同様に第1位のベンダーが圧倒的な強さを見せ、同社の年間の占有率は33.1%となった。第2位のベンダーは16.5%で第4四半期では第4位、第3位は12.2%で第4四半期では第3位のベンダーが続いた。第4四半期第2位のベンダーは、通年では11.8%の第4位だった。
今後の見通しだが、2013年第1四半期(1〜3月)は安定した需要が見込めるため、出荷台数は引き続き好調を維持する。ただし、後半は新製品に対するユーザーの評価や国内通信事業者の販売奨励金戦略によっては成長率が鈍化する可能性がある。
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