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バックアップ時のテープストレージ利用状況(2013年)IT担当者300人に聞きました(5/5 ページ)

» 2014年01月28日 10時00分 公開
[キーマンズネット]
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テープ運用しない理由、メリットが明確でない、ディスク運用への切り替えなど

 最後に、テープによるバックアップ運用を行っておらず、検討もしていない人に、その理由を尋ねた。その結果、1位は「テープバックアップのメリットが明確でない」で45.0%、2位は「費用対効果が明確でない」で33.2%、3位は「テープバックアップツールに関して知識が少ない」で20.8%、4位は「保守・サポート体制に不安がある」で11.4%、5位は「バックアップ業務を全てアウトソーシングしているため」で9.4%と続いた。

 その他の意見としては、「D to D to Tを利用してもストレージ増大の速度にテープバックアップ速度が追い付かなくなったため、オンプレミスのテープバックアップを諦め、バックアップ業務自体をアウトソースした」「DRの環境構築に伴い、メインフレームの磁気テープ装置を、ディスクを使った仮想テープ装置に変更したため磁気テープによるバックアップ運用は行っていない」などの声が挙がっていた。

 磁気テープによるバックアップ運用は、テープの保管や輸送などに手間がかかることや、リストア復旧に時間がかかる傾向にあることから、数年前からディスクを用いたバックアップ環境を構築する企業が増えた。ただし、前述した通り、磁気テープは昨今の技術革新により徐々に容量が拡大しており、今後あらためてテープバックアップ運用に切り替える企業も増えてくるだろうと予測できる。

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