IT担当者312人に聞いた、導入状況、導入目的、導入しない理由は? 「バックアップが不安」といった不満の声もあり、実態が明らかに。
キーマンズネットでは、2013年11月13日〜2013年11月25日にかけて「サーバ仮想化ソフトの導入状況(2013年)」に関するアンケートを実施した(有効回答数312件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の51.3%、一般部門が48.7%という構成比だった。
今回、聞いたのは導入や検討しているサーバ仮想化ソフトの「導入状況」「導入目的・きっかけ」「重視ポイント」「満足度」「導入しない理由」など、サーバ仮想化ソフトの導入状況を把握するための質問だ。
全体の導入率は49.4%で、導入している企業の約9割は満足していることが明らかになった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
最初に「サーバ仮想化ソフトの導入状況」について尋ねた(図1)。「既に導入済みである(追加リプレースなし)」が42.0%、「既に導入済みである(追加リプレースあり)」が7.4%、「新規で導入を検討している」が3.2%、「必要性を感じているが、検討しない」が17.9%、「必要性を感じない」が29.5%と続いた。まとめると、全体では49.4%が導入済み、10.6%が検討中という結果となった。
また、「導入済み」の49.4%を従業員別に見ると、100人以下の中小企業で27.8%、101人〜1000人以下の中堅企業で49.6%、1001人以上の大企業では65.1%と、従業員規模が大きくなるにつれて「導入済み」の割合が大きくなる傾向にあった。
従業員数に応じて所有、管理するサーバ台数が増えることから、サーバ仮想化に対するニーズが高くなると推測される。昨今、国内サーバ市場における仮想マシンの出荷台数は増加しており、サーバの運用管理対象が物理サーバだけでなく仮想マシンも含めたものへとシフトしている背景から、運用管理方法を見直していく必要があると予想される。
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