利用端末環境として、スマートフォンやタブレット型端末が増加する同市場。シェア情報を紹介する。
ノークリサーチの調べによれば、2013年7月時点で年商500億円未満かつDWH・BIを導入済みの中堅・中小企業に、導入済みの製品・サービスのうち最も主要なものを尋ねた結果、導入社数ベースの市場占有率は、1位のベンダーが13.4%、2位が12.5%、3位が10.7%、4位が6.3%、5位5.4%、6位4.5%であった。
DWH・BIは中堅・中小企業への導入率がそれほど高くないものの、多種多様な製品・サービスが存在する市場となっている。中堅・中小市場では、開発元・販売元がユーザー企業を啓蒙する取り組みの成果次第で、短期間でシェアを伸ばすことも可能とみられる。
運用形態を尋ねた結果、多くの中堅・中小企業のDWH・BI活用は、まだクラウド環境を利用するレベルに達していないものの、潜在的なニーズは存在しており、実現するための仕組み作りについては着手しておく必要があると考えられる。
端末環境については、2012年から2013年にかけて、スマートフォンが5.9%から7.1%、タブレット型端末が5.9%から6.3%とともに増加している。社外でDWH・BIを利用する場面ではリアルタイム性を求められることも少なくないため、モバイル端末での活用例を訴求していくことが、同市場の発展にとって重要と考えられる。
また、Excelからのステップアップ訴求には、各業務システムから手軽にデータ抽出できる仕組みの提供と訴求をおこなうことが有効と考えられる。
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