2013年第4四半期、前年同期比21.5%増の223万台となった同市場。今後、特に教育分野で需要拡大が見込まれる。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2013年第4四半期(10〜12月)の国内タブレット端末の出荷台数は、前年同期比21.5%増の223万台となり、四半期ベースでは初めて200万台超の出荷実績となった。
同四半期のベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)は、1位が38.6%、2位は15.4%。3位は11.0%で、個人/法人市場で出荷台数を伸ばした。4位は8.7%で、4G回線付きAndroid搭載端末で台数を伸ばし、ランクインした。5位は4.6%であった。
2013年通年での出荷台数は、法人市場向けでは年間を通してiOS端末の買い替え需要と無線LAN対応の新規需要が堅調であったことに加え、個人市場向けでは低価格帯モデルに限らずハイエンド端末の出荷も増加したことから、前年比67.2%増の743万台となった。
同通年のベンダー別市場占有率(出荷台数ベース)は、1位が43.8%で第4四半期1位のベンダーが通年でも1位の座を維持している。2位も第4四半期2位のベンダーで17.1%であった。以下、3位が6.0%、4位は5.8%、5位は5.4%と、小差になっている。
今後の見通しに関しては、2014年の上半期に通信会社が新たに1位のベンダーの端末を発売すると見込まれており、占有率は更に上昇する可能性が高いとみられる。また、特に教育分野でタブレット需要が拡大していく可能性が高いとみられる。
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