2014年第1四半期、前年同期比32.8%増の547万台となった同市場。XPサポート終了で駆け込み需要が増加する。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2014年第1四半期(1〜3月)の国内クライアントPC出荷台数は、前年同期比32.8%増の547万台であった。Windows XPサポート終了に伴う駆け込み需要がビジネス市場を活性化させ、前年同期比43.2%増の357万台に達したほか、家庭市場も消費増税とXPサポート終了に伴う駆け込み需要の相乗効果でプラス成長になった。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが24.7%で、出荷台数について前年同期比はビジネス市場で39.8%増、全体では34.7%増であった。2位が20.6%で、出荷台数の前年同期比はビジネス市場で57.4%増、全体では53.3%増であった。3位が11.9%で、同比はビジネス市場で23.6%増、全体では18.8%増。ビジネス市場でのデスクトップの需要を十分捉えられず、全体の成長率を伸ばすことができなかったと考えられる。
4位が11.3%で、同比はビジネス市場で55.6%増、全体では53.9%増。2013年第4四半期(10月〜12月)から順位を1つ上げて4位になった。5位が10.8%で、同比はビジネス市場で45.2%増、全体では49.5%増。高い成長率を維持したものの、輸送の手配が順調であれば更に出荷を伸ばせた可能性があるとみられる。
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